国家検定
キャリアコンサルティング技能士
の面接試験が、ほぼ終わりました。

それに向けて連日、受験対策講座に、
来られる方々がおられ、弊社は
忙しい日々となりました。

この1、2月の試験は、
面接ロールプレイ。
20分間の面接試験です。

対策講座は、一対一で、1回90分。
講師がクライアント役になって
ほぼ2回の模擬面談をします。

20分の面談のあと、
10分の口頭試問を行い、
それが終わってから講師が講評。

良くない点は、指摘します。
が、すぐには悪い箇所を
直せない方も多いです。

よくあるマチガイ(悪い箇所)
は、以下。

クライアント(相談者)に、
「こうしたらいい」と指示を
出してしまう“クセ”です。

キャリアコンサルタントは、
「こうしたらいい」といった指示を
出す事は、基本的にほとんどしません。

そこが、普段の
コミュニケーションとは異なる
ところですね。

ただし、「こうしたらいいのでは」
と、キャリアコンサルタントが
仮説を立てる事は必要です。

仮説は、間違っているかも
しれないので、そこで
「質問の形で」相談者に問います。

ここに、スキルが必要です。

いかにうまく質問の形をとって
相談者の方に、
気づいてもらうかです。

「こうしたらいい」といった
事を、相談者自らが
「気づく」のが一番なのです。

例えば、
「もっと上司と話しなさい」という
指示を出す代わりに、

「上司とは、どのように話されて
いるのですか」
と、質問をします。

そのような質問を重ねていく
なかで、相談者に
「気づき」を得てもらうのです。

この「質問」をする技術。
すぐにマスターできる人も
いるし、そうでない人もいます。

マスターすることが難しい、
という方は、どうしたらいいか?

また、次回にお伝えしたいと思います。