ビットコインなど、仮想通貨について、
1時間ほど、詳しい方のお話を聞いた。

まったく知らない世界だったので、
目からウロコ。

バーチャルコインについて、その可能性
が見えてきた。

まず、仮想通貨とか、バーチャルコイン
という名称、本当は、「暗号通貨」と
呼ぶのが正しいという。

バーチャルではなく、クリプト(暗号)通貨。

なぜ、仮想などと呼ばれるかと言うと、
既存の権威(銀行など)から見たら、
新興の暗号通貨は、脅威だから。

危ない、あるいは偽物といったイメージを
持たせるために、そう呼び出したとか。

なぜ、既存勢力にとって脅威か。

それは、暗号通過が、あまりにも便利だから。

日本ではイメージできないが、
世界の全人口70億のうち、25億人は自分の
口座(銀行口座)をもっていないという。

出生証明がない人も多い。

でも、そうした人達も、いまやスマホは
持つ。

20年前のスーパーコンピュータ程の性能を
もつスマホは、暗号通過の口座そのもの。

難民も暗号通過のスマホ口座をすぐに開設
できる。

実際に見せてもらったが、難民(個人)が
QRコードをインターネット上に出して、
寄付を募っている。

QRコードを読み取って、ビットコインの
額を入力すれば、一瞬にして、たとえ少額
であろうと、寄付ができる。

どこかの団体を通じて、仲抜きされる
ということもない。手数料もわずか。

日本円は、まだ信頼されているが、
そうでない国では、自国通貨よりも
暗号通貨の方が、よほど安心。

世界の目でみれば、暗号通貨がよっぽど
便利で安心な通貨となる。

こうした暗号通貨は、中央集権的に、
誰かが管理し、取引を承認しているのでは
なく、皆で管理し、皆で認め合っている。

技術的には、ブロックチェーンシステム
というのだそうだが、暗号は、もちろん
簡単にはやぶれないとのこと。

今後は、このシステムが、社会の在り方
を根本から変えていくパワーも
秘めている。

例えば、婚姻届けや遺言書など
今までは誰か権威ある者が認証して
いたのが、置き換わる、ということ。

そうした仕組みを内包したADA(エーダ)
という暗号通貨などは、今後大いに
伸びるのではないか、という。

伸びる=値が上がる、ということで、
暗号通貨は、投機対象ともなるわけだが、
どうも、それだけではない。

もっと大きな可能性をもったものだ、
ということがわかった1時間だった。