大手企業の研究所の参与をされている方

とコミュニケーションしました。

 

その研究所には、国立大学の博士号を取った

方などが沢山おられるのですが、一方で

メンタル面で悩んでいる方も多いとのこと。

企業側としても、成果があがらないので、

大きな損失が出ているといいます。

 

周囲とのコミュニケーションがとれず、

目標の達成度も低い。仕事をしているの

かどうか、もよくわからない、とのこと。

 

産業医の先生が、その方と話そうとしても、

会社の立場の人とは話したくない、と

言われ、膠着状態になっている模様。

 

その参与の方には、ぜひ一度、キャリア

コンサルティングをやらせていただけ

ませんか、と提案しました。

外部のキャリアコンサルタントが、

会社の立場に立つわけではなく、

メンタル面で悩んでいる方の話を

よくお聴きする。

 

そうしたことを通じて、その方の

気持ちや姿勢が変わっていくことも

ありますから、と申しました。

 

参与の方、いわく。

「とはいっても、自社の組織や内容

をよく理解しておられる方でないと」

 

もちろん、その通りだと思います。

 

私個人のことで言えば、もう業務

経験は30数年になりますし、

いろいろな組織も見てきています。

 

また、OD(組織開発)という

分野も勉強し、その分野のバイブル

と言われている英文書籍の翻訳も

しています。

 

といったことを、営業トークとして

は申し上げたのですが、

一般論として、

 

キャリアコンサルタントとは何?

いったい何ができるの?

といった懸念が企業人にあるのは

否めない、と感じました。

確かに、キャリアコンサルタントは

1対1のカウンセリングは得意だと

しても、組織に対して役立つことが

本当にできるのか、

 

と考えたときに、私たちは、あまり

組織をよくする、元気にする、

といった事はしてきていないな、

と思い至らざるを得ません。

 

私たちキャリアコンサルタントは、

もっと、組織のことも勉強して、

組織にとっても役立つ存在に

なれたらいい、と強く思います。

 

今回の件、営業ではなくなりますが、

「ボランティアでやります。ぜひ

キャリコンをやらせてください。」

と宣言してしまいました。

 

さて、この先、どうなるやら。