日本産業カウンセリング学会という学術団体に入っています。
一昨日は第25回(オンライン)大会でした。
300名程の人が全国からzoomで参加していたようですが、
私は、市ヶ谷の法政大学まで行きました。

産業カウンセリング学会201122

「企業領域に関わるキャリアコンサルタントにとって大切な視点と学び
~木を見て森を見て、もう一度木を見る~」
と題されたシンポジウムで、パネリストを務めました。
キャリアコンサルタントが、1対1のキャリアカウンセリングだけでなく、
組織やグループに対して1対多のグループワークのファシリテーション
もできるようになれば、
いま以上にキャリアコンサルタントとしての担える領域が大きくなります、
という話をしました。
一般社団法人地域連携プラットフォームが出している
「組織キャリア開発士」の資格についても、
少しはPRできたかなと思っています。
最近は、「組織開発」に対しての関心が高まってきています。
中村和彦、中原淳の両先生が書かれた
『組織開発の探究』は、版を重ねているとお聞きしていますし、
第3次か第4次の組織開発ブームとも言われています。
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私も
『~テレワークの先駆者が教える~
やる気UPのテレワーク術』
をkindle本として上梓しましたが、
そこでも組織開発の考えを随所にしのばせています。
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テレワークの普及で、個々の従業員の、会社に対しての
帰属意識が低くなる可能性が高い、と言えます。
(実際は、入社2~3年目の若手社員を中心にして
テレワークによる、気持ちの面での「会社離れ」が進んでいる、
と聞きますし、そうしたデータも発表されているようです。)
そうした流れに対して、企業(経営者)は
どう対処したらいいか、という処方箋を出す、といった
意識で書いたのが、上記書籍でした。
「組織開発」の知見をベースにして、
“ワーク・エンゲージメント”の重要性を説きました。
この“ワーク・エンゲージメント”については、
また項を改めて書く事にします。
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一昨日、感じたのは、
キャリコンが、組織開発の知見や蓄積されてきた
研修ツール等も使いこなすようになって、
1対多のグループワークのファシリテーションができる
ようになることの重要さでした。