ＮＨＫの朝の連独テレビ小説「エール」の
最終回は、出演者が古関裕而の曲を舞台で
歌うといった趣向。
先日、福島の古関裕而記念館にも行ってきたし、
楽しみにこのドラマを見ていたので、終わって
しまったのはちょっと寂しいのですが、改めて
歌の良さ、音楽の良さを噛みしめた最終回でした。
その後の「あさイチ」も、たまたま続けて見て
いたら、エレファントカシマシの宮本浩次さんが
岩崎宏美の「ロマンス」を熱唱していました。
まったく違う曲に思えるほど、
印象が異なったものになっていましたが、
宮本さんのパフォーマンス（体の動き）と、
熱量の高い歌唱には圧倒されて、思わず
涙が出てきました。
もう50歳を超えたそうで、「ロマンス」や
宇多田ヒカルの「ファーストラブ」をカバーする
のは、その世界観をつかむのに時間が掛かった、
といった発言もしていたように記憶していますが、
いくつになっても、好きな世界で伸びていこう、
新しいものにチャレンジしていこうという姿勢は
すばらしい、と思いました。
私は、彼よりも、一回りくらい上だけれど、
日々、新しいものにチャレンジしていく、
という気概で、これからも前に進んで行こう、
と思った一日でした。
３曲目に披露された曲は、「ハレルヤ」。
ここには、現在の等身大の彼が投影されている
ように思われました。
強くもなく弱くもなく まんまゆけ
please 孤独な heart 抱いて 戦う俺にもう一丁輝きあれ ハレルヤ
please 高鳴る胸をかかえて そんな俺にもう一丁祝福あれ ハレルヤ
（宮本浩次 ハレルヤ 歌詞 (j-lyric.net) より引用）
この詞は、中高年層への「エール」のようにも聞こえました。
「輝き」や「祝福」を得られるように、私も「もう一丁」
やってみるか、という気持ちになれた瞬間でした。
