新卒入社3年以内に転職した人の9割近くが、「転職して良かった」と考えている

新卒で企業に入社し、働き始めたものの、
「ここは自分が勤めるべき会社ではなかった」と感じている人は、少なくありません。

勤める会社が自分に合わないと感じたときに、
「石の上にも3年」の言葉通り、3年ぐらいは我慢すべきでしょうか?
それとも入社して1~2年であっても、転職した方が良いのでしょうか?

私は、もしもその会社が自分に絶対に合わないと感じているなら、
早いうちに転職をして新たな道を歩むのも、ひとつの選択ではないかと考えます。

今は「第二新卒」という、新卒に近い入社の仕方があるので、
それを上手に利用することで、満足できる企業に転職できる可能性は大いにあります。

 

では、実際に新卒入社3年以内に辞めた人は、
転職後にどう感じているのでしょうか?

出典: 株式会社ビズビッツ「新卒3年以内で転職した理由ランキング」(以下同じ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000041309.html

株式会社ビズビッツが行ったアンケート調査によると、
新卒入社から3年以内に転職した人の実に9割近くが、
「満足」「まあ満足」と答えています。
第二新卒で転職して良かったと思っている人が、相当数いるということですね!

 

3年以内に転職して生き生きと働いている事例

新卒入社3年以内に転職して、良かったと感じている人の事例をご紹介しましょう。

Kさんは大学を卒業後、Web系のエンジニアを目指して、
IT業界の大手SES企業に就職しました。

客先に常駐しながら仕事をする中で、2年間に3社のプロジェクトを経験。
それなりに仕事の仕方やプログラミング言語も覚えられたのですが、
何かしっくりこないものを感じていました。

会社側の対応に、どこか信頼できないものを感じていたのです。
どんどん人員を増やして、事業を拡大していく方針で、
一人ひとりの社員に対するサポートが十分にできていない状況でした。
担当する仕事も自分の希望を出すことができず、
一つの案件が終われば、また次の派遣先を支持されて行くという状態でした。

「このまま会社にいても、会社側は収益を優先するばかりで、
エンジニアを育てていこうという気持ちが薄い。
これでは信頼関係を築けないし、自分自身もキャリアアップできない。
もっとエンジニアの成長を後押ししてくれる企業に転職したい」

そう考えたKさんは、エンジニアのキャリアアップを応援してくれる企業を探し、
第二新卒募集に応募して転職しました。
いま、Kさんは社員のキャリアアップ担当者のいるSES企業で、
自分のやりたい案件に取り組み、生き生きと働いています。

3年以内の転職で後悔しないために、キャリアコンサルタントに相談を

このように、「自分には合わない」と感じた企業には見切りをつけて、
早いうちに新たな一歩を踏み出すことで、楽しく働いている人たちは大勢います。

もちろん、1割ほどの人は後悔しているわけですから、
転職活動にあたっては、極めて慎重に進める必要があるでしょう。

第二新卒の転職で後悔しないために、
プロのキャリアコンサルタントに相談することをお勧めします。

自分がいまどんな不満をかかえ、なぜ転職を考えているのか、
どのような企業に転職したいのかなどを、第三者に話すことで、
より確実に納得できる転職を実現することができます。

 

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