(本記事は就職・転職に悩む方向けAmebaブログ「柴田郁夫の就職転職お役立ちブログ」より引用しました)

https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryinsertinput.do

 

7割近い人が、テレワークで働きたいと考えている

 

皆さんは転職先を考えるときに、テレワークができるか否にこだわりますか?

エン転職が行った調査によると、転職先を選ぶ上で
テレワークができることが影響すると答えた人は、40%でした。
また、「今後テレワークで働きたいと思いますか?」という質問に対しては、
実に67%の人が「思う」と応えています。
通勤時間のストレスがなく、感染の心配もないテレワークは
これからの働き方の主流となってくることは間違いないでしょう。

 

 

出典:『エン転職』1万人アンケート(2022年4月)「コロナ禍のテレワーク」実態調査

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2022/29066.html

テレワークで孤独を感じ、辞めてしまう人もいる

実際、私自身も30年前からテレワークを推奨している人間ですので、
テレワークが社会に根付くのは非常にいいことだと思っています。

しかし、もともとテレワークの文化が根付いていなかった日本で
コロナ禍をきっかけに急激に在宅勤務が進んでしまったことで、
実はデメリットも発生しているのです。

それは、テレワークによって職場の人とのコミュニケーションが薄れ、
孤独を感じ、会社を辞めてしまう人が出てきたことです。

 もともとテレワーク推奨派の私たちが提唱していたのは、
「少なくとも入社して1年間ぐらいは会社に通勤し、
十分にコミュニケーションを取った上でテレワークに移行する」というものでした。

最初から在宅で働き始めてしまうと、
職場にどんな人がいるのかよくわからないまま、仕事をすることになってしまうからです。

これから就職・転職する人は、テレワークの企業を検討しているなら、
社内でどのようにコミュニケーションを取っているかを、必ず確認する必要があるでしょう。

 

コミュニケーションを深めている会社は、テレワークもうまくいっている


もちろん、テレワークがとてもうまくいっている企業もあります。

たとえばあるIT企業では、社内のコミュニケ―ションを重視していて、
そのためのさまざまな取り組みを行っています。

たとえば、チームのやり取りを円滑に進めるためのコミュニケーションツールを使ったり、
自由に雑談ができるチャットを作ったり、オンライン飲み会をやったりしています。

定期的に上司と1on1をやって、ざっくばらんに話し合う機会ももち、
感染の状況が許せば皆で飲み会や釣り、バーベキューに出かけたりもしています。

では、テレワークがうまくいっていない企業は、どんな企業なのかというと、
これまで社員が通勤するのが当たり前だった働き方から
テレワークに合った働き方へと、うまくシフトできていない企業と言えるでしょう。

たとえば、社員の働く姿が見えないことで、上司の人事評価がうまくできなかったり、
決済や稟議の承認が難しくなっているような企業は、要注意です。

テレワークに合った環境が整備されていないと、
そこにポッと就職・転職してしまった人は、孤独や不満を感じることになってしまいます。

私の著書である「ワークエンゲージメントの実践法則」にも書いてありますが、
会社が成長し、社員が生き生きと働くためには、人と人との心のつながりがとても大切です。

就職・転職先を選ぶ際は、ぜひその点を重要視していただけたらと思います。

テレワークの企業に就職・転職を考えるなら、まずはキャリアコンサルタントに相談を

「テレワークで働ける企業に転職したいけれど、
最初から在宅勤務だと、会社に馴染めないのではと不安」という人は、
キャリアコンサルタントに相談することをお勧めします。

ひと言でテレワークといっても、いろいろな働き方があり、
その点をよく調べた上で、転職先を選ぶことが大切です。

どんな企業で働けば気持ちよくテレワークができるのか、
転職のプロであるキャリアコンサルタントに相談しながら考えていくのが、
賢明な方法でないでしょうか。

 

キャリア・オアシスでは、
経験豊かなキャリアコンサルタントが
就職・転職に関するさまざまな相談に応じています。
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