<キャリコン・インタビューVol.02>

 

■キャリコン・インタビューとは

相談者と国家資格キャリアコンサルタント(略称:キャリコン)とのマッチングサイト「キャリア・オアシス」で相談対応にあたっているキャリコンの素顔に迫る、インタビュー企画です。今回はIT企業に勤めながら「キャリア・オアシス」のコンサルティングをされている、前野純二さんのお話を伺いました。

ゲスト:前野 純二さん

(インタビュアー&ライター:伊藤樹理)

 

――キャリア・オアシス」でキャリアコンサルタントとして活動しようと思ったきっかけは何ですか?

 

私はIT企業でエンジニアのマネージャーをしているのですが、マネージャー職は現場のエンジニアよりも、人に貢献しているという実感が得にくいという悩みがありました。

「何か自分も、人から感謝されることがしたい」という思いを持っていたときに、友人からキャリアの相談を受ける仕事があると聞き、キャリアコンサルタントの国家資格を取得しました。

最初は中高生向けのキャリア教育のお手伝いをしたり、ボランティアでキャリコンの仕事をしたりしながら、少しずつ力をつけていきました。今年の4月からは会社で副業が解禁になったので、よりキャリコンの仕事に力を入れられるのではと思っています。

 

▲キャリア教育の授業風景

 

――前野さんは普段、どのようなスタイルで相談を受けていますか?

ご相談者のお話をじっくりお聞きすることを、心がけています。「受容・共感・自己一致」というキャリコンの基本を忘れずに、ご相談者のお悩みをしっかりと傾聴し、その上でカウンセリングを進めるようにしています。

キャリコンの勉強をするようになってから、本業のマネージャーの仕事にも、大いに役立ちましたね。傾聴というのは、マネージャー職には必須のスキルです。

私はこれまで数百人のエンジニアの指導を行ってきましたが、以前は人の話を聞かずに解決しようとする傾向があり、キャリコンの勉強を通してその点を指摘されました。今はエンジニアの話をじっくりと傾聴できるようになり、キャリコンでやっていることが本業に活き、本業でやっていることがキャリコンに活きるという、好循環を生んでいます。

 

▲ラスベガスへのコンベンションにて

 

――お仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか?

やはり、キャリコンの仕事は人に感謝される仕事なので、その点にはとてもやりがいを感じますね。マネージャー職はクレームに対処することが多い仕事なのですが、キャリコンはご相談者からダイレクトに「ありがとうございました」と言っていただけるので、本当に嬉しいです。

 

――前野さんの趣味は何ですか?

私は10年ぐらい前からマラソンをやっていて、フルマラソンを40回ぐらい完走し、100キロマラソンも完走したことがあります。

コロナ禍になってからは、マラソン大会がすべて中止になってしまいましたが、また再開されるようになったので、大会で走るのが楽しみです。

▲北海道マラソンにて

 

――休日はどんな風に過ごしていますか?

休日はかなり忙しいです(笑) ランニングをしたり、キャリコンのコミュニティのイベントに参加したり、キャリコン仲間と読書会をやったりしています。コミュニティのnoteにブログを書くこともありますし、英会話もやっているので、常にバタバタと動いていますよ。

前野さんのブログ

https://note.com/ha4j_men/n/n9e53b3478558

 

――これからキャリコンを受けようと思われている方に向けて、ひと言メッセージをお願いします。

何か悩んだときや迷ったときに、自分の力で解決しようとする方も多いのですが、誰かに相談するというのはとても大事なことだと思います。

自分で考えていると答えが出ないようなときでも、人に相談をすることで答えが浮かんだりすることは、よくあります。

キャリアコンサルタントには、ご相談者が新たな気付きをもてるようにサポートできるスキルがあるので、ほんの少しだけ勇気を出してご相談にきていただけると嬉しいです。

【プロフィール】 前野 純二

東証プライム市場のIT企業エンジニア部門のマネージャーとして数百人規模の組織マネージメントを担当する傍ら、キャリアコンサルタントとして、社会人向けのキャリア相談、中高生向けのキャリア教育支援を中心に活動するパラレルワーカー。15年以上、数えきれないほどのITエンジニアと面談し、キャリアに関する悩みを一緒に解決してきた実績あり。また、採用者としての経験も豊富で、「企業が採用したくなる人」「採用後にキャリアを順調に伸ばせる人」になるための良質なアドバイスが可能。

「キャリア・オアシス」

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