10/23(月)、台風一過で晴天となった埼玉・大宮の、むさしの銀行本店まで出かけて、埼玉中小企家同友会の女性経営者の集まり「ファム」のイベントに行ってきました。(ファムが「内閣府女性のチャレンジ賞特別部門賞」を受賞した記念のイベント)

私の地元・川越ではとても有名な「いも恋」饅頭を作っている、株式会社右門の町田社長の講演をぜひお聞きしたかったからです。町田 明美さんとは、会合で何度かお会いしていますが、優しいながらも芯のしっかりとした印象を受ける、そのお人柄にはいつもすごいな、と思っていました。

講演の内容は、

突然、創業者でカリスマの父親から次女の町田さんに社長の指名が来て戸惑った事。しかし、父とは一線を画して「サーバントリーダー」になろうと決意して社員やアルバイトの話をよく聞くようにした事。

震災後の停電時には社員が深夜に働く、と言ってくれた事。また売上落ち込み時には社員が「給料を下げてほしい」と言ってくれた事。

など、感動的な話でした。とくに社員から信頼されていることが良くわかるエピソードには、うるうるきました。

 

従業員が自主的・自律的に働くようになるために、上司は部下に奉仕する、といった意味の「サーバントリーダーシップ」は、経営学や経営コンサルなどの間で、最近ではそこそこ言われるようになった言葉ですが、そうしたワードをすらっと違和感なく持ち出してくる町田社長の勉強ぶりにも関心しました。

「右門」の町田社長の講演会

「右門」の町田社長の講演会

講演後、8グループに分かれてディスカッション。私のグループは5人で私が黒一点。女性経営者は、皆自然体で従業員の話をよく聞いており、社内の風通しも良いといった印象を受けました。

町田社長は「一人一役。皆(みんな)が主役」と言っていましたが、サービス業では「一人三役。皆(みんな)が主役」で、社内のコミュニケーションがしっかりできていれば、誰かが休んでもその穴を周りが埋めてくれる、といった話などもでて、参考になりました。

その後の懇親会でも、複数の女性経営者の方とお話しましたが、やっぱり女性経営者はすごいなあ、という印象です。

 

いま志木サテライトオフィスで行われている創業スクールの14名の受講者のうち、4名は女性。もっと女性社長が増えてくれたら、いいなと思っています。

SOHOインキュベーションブースでは、女性向けの「特別優遇プラン」も提供しているのですが。。。