2,食物繊維を無理なく摂取
大麦は食物繊維の王様!
穀物のなかでも、大麦は食物繊維を大量に含んでいます。 「食品成分表2006(五訂増補)」によると、 おおむぎ(七分つき押麦)は100g中10.3gの食物繊維を含みます。 (これは玄米の3.0gと比べても大変高い値になっています。)
このように大麦は、「食物繊維の王様」です。
さらにそのなかでも、オルゾの原料となっているイタリア産大麦モンド種は食物繊維が豊富で、100g中20gの(全体の5分の1)も含まれています。 これは日本のおおむぎ(七分つき押麦)の食物繊維含有量と比べると約2倍にあたります
100g中の食物繊維の量(g) | |
オルゾ(イタリア産大麦モンド種) [IGIENSTUDIO s.r.lの分析] |
20.5g |
おおむぎ(七分つき押麦) [食品成分表2006(五訂増補)より] |
10.3g |
玄米 [食品成分表2006(五訂増補)より] |
30.g |
オルゾにはなぜ食物繊維が多いのか!?
では、なぜオルゾには食物繊維が多いのでしょうか?その理由は、原料の大麦の違いによります。 オルゾは日本の大麦とは違う古代麦ともいえる「モンド種」という大麦からできています。裸麦と呼ばれる種類で、お米で言えば 胚芽にあたる部分まで、すべてが食べられる大麦なのです。 胚芽には生命の力となる栄養成分と食物繊維が多く含まれています。 オルゾは胚芽も含む大麦のすべてを、焙煎したものなので、食物繊維の量も多くなっています。
さらに、オルゾはモンド種を長時間(30分間)低温でじっくり焙煎 しているところに特徴があります。 じっくり時間をかけて焙煎する事で、 食物繊維をはじめとしたすべての栄養素を閉じ込めることが可能となっています。
水や牛乳にすぐに溶け出すオルゾ
下の「オルゾ」の写真を見ていただけばわかるように、大麦の粒が長時間低温焙煎によって、自然に崩れて細かい顆粒状になっています。
このため、オルゾは水でもすぐに溶け出す状態になっているのです。 ティーパッグのオルゾを冷水に入れると、2~3分でオルゾが溶け出します。 牛乳に入れると、牛乳にオルゾが溶け出し「オルゾ・ラテ」 になります。
飲み物になっても食物繊維はとれるの?
オルゾは飲料なのに食物繊維は摂れるのでしょうか??答えは、「イエス」です。
実は、オルゾの場合、10gのティーバッグオルゾを1リットルの水に溶かして1時間おいた後、ティーバッグを取り出し、乾かして計量してみると、わずか2gになっていました。
つまり、8g分のオルゾ(大麦)が、水に溶け出しているのです。
オルゾに含まれている食物繊維の約8割は、 飲み物になった時にも、オルゾの中に溶け出しています。だから、 オルゾを飲むことで、自然と食物繊維が取れているのです。
日本の麦茶とオルゾとの違い
麦茶は大麦の粒が崩れていません。そのため 大麦の成分がオルゾのように水に溶け出している(溶解している)のではなく、抽出されている状態です。 当然、摂取できる食物繊維の量も違ってきます。 オルゾのように飲むことで=食物繊維を摂るとはならないわけです。
最近「濃い目の麦茶」の効能が、雑誌等に取り上げられています。(主婦の友社『健康』2006年8月号) そこではオルゾも「濃い目の麦茶」の一つとして紹介されているのですが、 麦茶をどんなに濃く煮出しても、麦茶とオルゾは製法がまったく違うものなのでオルゾにはなりません。 日本の麦茶とイタリアの麦茶オルゾでは、食物繊維の摂取できる量も大きな違いがあるのです。