会社内での自分の評価が低いと感じることはありますか？

（本記事は就職・転職に悩む方向けAmebaブログ「柴田郁夫の就職転職お役立ちブログ」より引用しました）

https://ameblo.jp/ashibataikuo/entry-12749795353.html

5割近くの人が、人事評価に不満を感じている

皆さんは、自分の仕事が会社に適正に評価されていると感じていますか？

 
出典：株式会社識学「人事評価の“モヤモヤ”に関する調査」（PRTIMESより）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000029010.html

経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を行う株式会社識学が
20～59歳を対象に行った「人事評価の“モヤモヤ”に関する調査」によると、
「満足」「やや満足」と答えた人は55.5％でした。

そして44.6％の人は、「不満」「やや不満」と応えており、
半数近くの人が人事評価に不満を感じていることがわかります。

では、人事評価に不満を感じている人は、
いったいどんな点を不満に思っているのでしょうか？

出典：株式会社識学「人事評価の“モヤモヤ”に関する調査」（PRTIMESより）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000029010.html

最も多いのが「評価の基準が不明確」で、実に半数近くが不満を感じています。
次に「評価結果が報酬に反映されない」「評価する人によって厳しさに差がある」
という不満をもっている人が多いようです。

自分を客観視してみることも大切

「会社内での自分に対する評価が低い」と感じていた男性が、
キャリアコンサルティングを受けて、心の整理がついた事例をご紹介しましょう。
（プライバシー保護のため、話の大筋に影響のない部分を変更しております。）

39歳の男性Kさんは、中堅企業の経理職をしていましたが、
「自分は会社からあまり評価されていない」と悩み、鬱々とした日々を送っていました。

「この会社で、このまま働き続けていていいのか？」という悩みもあり、
キャリアコンサルタントの相談を受けられたのです。

「自分としては、経理職に必要な資格を積極的に取得してきたし、
会社に貢献すべく一生懸命働いてきました。
でも、ここ数年あまり給与が上がっていなくて、
もうすぐ40歳だというのに、この給与は低過ぎるように思います。
もっと自分を高く評価してもらえる企業に、転職した方がいいのでしょうか？」

と、Kさんは語りました。

しかし、キャリアコンサルタントから

「同じ部内の同年代の給与や、同業他社の給与水準などは調べましたか？」

と聞かれ、そういえば調べていなかったことに気付きました。

Kさんが他の人と比べて給与が低いと感じていたのは、
同じ社内であっても、あくまで他部署の同期の仲間に対してでした。

同じ経理部内での給与については、まったく知らず、
同じ業界の同業種の平均給与も、知る術がなかったのです。

同期の仲間たちが活躍して、高い給与をもらう中で、
自分だけが取り残されていると感じていたTさんでした。

コンサルティングを受けた後、Kさんは転職エージェントで働く友人がいたことを思い出し、

「自分の給与がこのぐらいなのだけど、これは低いと思わないか？」

と尋ねました。

すると友人は、

「いや、こんなもんじゃない？というか、この規模の企業で
経理職でこれだけもらえていたら、まあまあだと思うけどな。
同じ企業内でも、経理職は収益を上げる仕事ではないから
一般的に給与は安めなんだよね。」

その言葉を聞き、Kさんは

「そうか！自分は会社に認められていないと思っていたけれど、
それは勝手な思い込みだったのだ」

と、気付いたのです。

それからTさんは、気持ちを前向きにもつことができるようになり、
持ち前のバイタリティを発揮して、バリバリと働き始めました。

そしてその数ヶ月後、Tさんからキャリアコンサルタントのもとに、
こんなメールが届きました。

「私は、“自分がなぜ評価されないのか？”という気持ちばかりが強く、
企業の側から客観的に自分を見ることを忘れていました。
相談の過程で、そのことに気づくことができ、
自分の置かれた立場を冷静に見られるようになりました。
最近は、周囲の自分を見る目が、以前と違ってきているように思います」

このように、キャリアコンサルタントのサポートを受けることで、
自分を客観的に見ることができるようになる方は大勢います。

仕事のことで何かお悩みを持つ方は、
「キャリア・オアシス」を通して、キャリアコンサルタントにお気軽にご相談ください。
https://career-oasis.jp/web/top/