志木サテライトオフィスビジネスセンター

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求職者支援訓練における「キャリコン」内容

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 公的職業訓練校である志木サテライトオフィス・ビジネスセンターでは、3~6ヶ月間の「求職者支援訓練」のなかで、国の基準に従って、最低でも3回のキャリコン(キャリアコンサルティング)を行っています。

キャリコンとは

 キャリコンとは、求職中の受講生の皆様方と1対1で面談を行い、その方が自らの今後のキャリアを明確にしていけるように支援するものです。
 受講生は、自分がこれまでどんなことに興味を持っていたか、どんなことを学んで、それをどんな風に活かしたいかなど、自分のこれまでの経験や思いを第三者に話すことで、絡んだ糸がほぐれるように、少しずつ何かが見え始めてきます。
 また受講生の方々のなかには、心理面での悩みを抱えた人もおられますので、そうした点について相談にのったうえで、アドバイスや指導を行うなど適切な支援を行うのもキャリコンでの内容となります。

専門家(国家資格保持者)による対応

 弊校(志木サテライトオフィス・ビジネスセンター)では、こうしたキャリコンを、国家資格を有した専門家が実施致します。「国家資格キャリアコンサルタント」とは、国が行う学科試験と実技試験の双方に合格して国への登録を行った者を指します。
 「職業能力開発促進法」という法律に定められた国の資格で、実技試験のなかでは、カウンセリングスキルが問われる面談試験も実施されます。審査員2名の厳しい目を通過した者だけが、この資格を得られます。

 さらに、その国家資格を得てから3年5年(以上)という実務経験を積んだ者は、上位の国家検定である「キャリアコンサルティング技能士」2級や1級という資格も取得できるのですが、弊校では代表者の柴田郁夫が、合格率3~5%である最上位資格「1級キャリアコンサルティング技能士」の資格も有しております。
 1級技能士は、他の資格者(キャリアコンサルタント)に対しての指導や助言(スーパービジョン)を行う役割も有していますので、弊校ではキャリアコンサルタントの質を、継続して高め続けていくことが可能となっています。

代表・1級技能士・柴田郁夫

弊校でのキャリコン例

 心理面での支援も含めた弊校でのキャリコン例を以下に示します。(個人の特定ができないように、内容は実際の事例とは異なる記載としています。)

【前職での心理的負担から仕事を続けられるか悩んでいたAさんの事例】

 20代後半のAさんは、前職の従業員10名ほどの企業で、上司から大きな声で責められたり、過重な仕事の成果を要求されたりして、心理的にかなり追い詰められて退職したという経緯がある。
 Aさんは、仕事に就くこと自体に対して「こわい」という気持ちを抱えていた。

 担当のキャリアコンサルタントは、Aさんの傷つきやすいナイーブな気持ちに寄り添いながら、前職での経験を丁寧にお聞きし、Aさんが前職の時には表現することができなかった感情を表現してもらうなどのカウンセリングを行い、徐々に仕事に対しての恐怖心を取り除いていくようにした。

 その後、Aさんがどのように働いていきたいのか、という気持ちをお聞きし、また就きたいと思っている職種や業種についての話もしてもらえるようになった上で、Aさん自らインターネット等で就職先企業を探すことができるようになった。実際Aさんは、複数の企業に応募書類を送り、その内の1社に就職を決めることに成功した。

【発達障害(学習障害)であると自らお話された20代のBさんの事例】

 20代半ばのBさんは、大学を卒業してまだ何年もたっていないが、新卒時の就職活動はうまくいかず、自信をなくしかけていた。自分は「学習障害」ではないか、と最近は悩み始めており、キャリコンの時にはその旨がキャリアコンサルタントに伝えられた。

 Bさんは既に心療内科に受診もしたとのことで、そこでも学習障害との診断がくだされたのだということであった。医師の領域に踏み込むことは私たちキャリアコンサルタントが行えない事なので、その話は承ったのちに、仕事面でのサポートという点に絞ってBさんをご支援する。 

 具体的には、埼玉県に4箇所ある発達障害総合支援センターと連絡を取り、実際センターにキャリアコンサルタントが自ら足を運んで施設の実情も観察した上で、Bさんには(住まいにも近く比較的通いやすい)その内の1センターを紹介し、キャリアコンサルタントが同行して訪問。弊校での学び(訓練研修)と並行して、そのセンターにも何度かBさんが通うことにより、Bさんに適した就業の方法をBさんなりにわかるようになっていった。センターでは経理や営業、総務など幾つかの職業体験ができるようになっており、そうした体験を通じてBさんは自身でも出来るという職種に気づいていった。

 弊校でのキャリコンでは、センターでの職種体験に対しての振り返りを促しBさんが仕事に対しての自信を得られるようにサポートした。そうした経緯を踏まえて、Bさんは自ら納得して「この仕事であれば自分でもできる」と思える仕事(職種)に就職をすることとなった。

埼玉県志木市館2-5-2鹿島ビル4F(柳瀬川駅 徒歩1分) TEL 048-476-4600 受付時間:平日9:00~20:30

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