(本記事は、就職・転職に悩む方向けのAmebaブログ
「柴田郁夫の就職転職お役立ちブログ」より引用しました。)

https://ameblo.jp/ashibataikuo/entry-12740426645.html

20代男性の6割以上、女性の5割近くが起業に興味を持っている

いま、起業を考える20代の若者が増えつつあります。

マイナビの2021年版「独立・開業に対する意識調査」によると、
20代男性の61.9%が「独立・開業に興味がある」と答えており、
2020年の57.4%%を4.5%上回っています。

一方20代女性は47.2%と、実に2020年の40.1%を7.1%も上回り、
5割近くに達しています。

出典:マイナビ2021年版「独立・開業に対する意識調査」
URL:https://dokuritsu.mynavi.jp/reading/articles/133

サービス、IT・通信、飲食業界での起業を考えている


起業したい職種としては、
20代で「その他各種サービス」が35.0%と最も多く、
次が「IT・通信・情報・携帯電話」で33.0%、「飲食」が26.0%となっています。

飲食については、起業しやすい職種ではありますが、
コロナ禍を逆手に取る独自のアイデアが必要です。

たとえば「大阪王将」などは、コロナ禍で外食産業が赤字に悩む中、
これまでのような繁華街中心の経営から大きく舵を切り、
住宅街の街中華に方向転換。
テイクアウトの売上を伸ばし、営業黒字をたたき出しています。

そして、コロナ禍に関係なく、伸びる要素しか見当たらない業種といえば、
やはりIT関連の業種でしょう。

IT関連の需要はますます高まるばかりで、
IT業界で起業をすれば、成功の可能性は高いといえます。

しかし、それに対してIT人材の不足は深刻さを増しています。
エンジニアの人材確保に悩んでいるIT企業は多く、
起業するにあたっては、どうやって人材を確保するかが、
課題となるかもしれません。


<出典>
IT人材需給に関する調査(概要)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf

終身雇用の崩壊や、働き方の多様化などが、起業意識を高めた


開業に興味を持つ理由(全年齢のデータ)については、
「収入を増やしたい」が31.9%で最も多く、
次に「やりたいことがある」(19.0%)、「自分の能力を試したい」(14.3%)と
続いています。

終身雇用がなくなることや、日本経済の低迷、さらにコロナ禍と、
会社員として働く上でのさまざまなマイナス要因が続き、
「自分の仕事は、自分で何とかする!」と考える若者が、増えたのかもしれません、

企業自体も社員の副業を認め始め、
正社員として勤め続けるメリットが薄れつつあります。

また、働き方の多様化に伴い、「自分の意思で自由に働きたい」という思いから
起業を考える人も増えています。

起業家は30~40代が多いのですが、
学生さんの中には、「30歳までに起業したい」と考える人も、少なくありません。

では、30歳までに起業した方がいい理由とは、何なのでしょうか?
それについては、次回お話ししましょう。