(本記事は、就職・転職に悩む方向けのAmebaブログ
「柴田郁夫の就職転職お役立ちブログ」より引用しました。)

https://ameblo.jp/ashibataikuo/entry-12741325961.html

一緒にビジネスをやっていける仲間を見つけておく

「新卒で企業に就職をするけれど、いずれ起業したい」と考える学生さんも
おられることと思います。
特に、「30歳までに起業したい」と考える学生さんが増えていて、頼もしい限りです。

では、新卒で就職をしてから、20代で起業をするまでには、
いったいどんな準備をしておけばいいのでしょうか?

私は、まず何よりも人脈を作ることが、とても大事ではないかと思います。
人脈といっても、知り合いの数をただ増やせばいいというわけではありません。

本当に「この人なら信頼できる」という仲間を、少ない人数でもいいので
しっかりと持っておくことが大切です。

起業をするからには、一人だけでビジネスをやることはできません。
たとえば最初3人程度でIT企業を立ち上げようと思った場合でも、
自分の片腕となる人を公募するわけにはいかないでしょう。

学生時代から「この人となら一緒にビジネスをやっていける」という人と
強い信頼関係を構築しておくことが大切です。

たとえば仲間同士で起業する場合、共同代表という形式をとると
経営が思うようにいかないとトラブルになったり、派閥ができたりすることもあります。

誰か一人が代表になった場合でも、お互いの信頼関係ができていないと
給与面の問題や社内での立場上の問題など、
創業メンバーならではのゴタゴタが起こりがちです。

そのようなことにならないよう、日頃からしっかりとコミュニケーションをとり、
ビジネスが円滑に進むための下準備をしておきましょう。

もちろん、社会に出てから信頼できるパートナーを見つけられる人もいますが、
何のしがらみもなく人間関係を構築できるのは、やはり学生時代です。

仕事に関連する人とつながっておく

自分が起業したい業態が決まっている人は、
自由な時間のある学生時代に
その業態に関連する分野の人々とつながっておくと
起業後に大いに助けられることがあります。

たとえば、「商社に就職して商売のやり方を学んだ後、
地元に帰って海産物の加工・販売会社を立ち上げて、町興しがしたい」
と考えていたとしましょう。

その場合は、足しげく地元に帰って、地元の漁師さんと話をしたり、
漁協の人や役場の人などとも交流を深めておくと
顔見知りになれるので、スムーズにビジネスを進められます。

販売システムをIT化して独自のルートで配送したいなら、
IT関連や運送関連の人などともつながっておくと
いいアイデアを生み出すことができるかもしれません。

それ以外にも、リフォーム業者やインテリアデザイナー、主婦の団体など、
さまざまな職種・団体の人々とも結びつきを持っておくと、
起業後、思いがけないときに役立つこともあるでしょう。

就職先での人脈も大切に


新卒で入社した後、就職先で知り合った職場の人や
取引先の人、出入りする業者さんなども、大切にしておきましょう。
 
もちろん、その会社でできた人脈ですから、
会社から離れてしまうと、協業のパートナーにはなりづらいかもしれません。

でも、自分の働きぶりを一番わかってくれている人たちでもあるので、
しっかりと信頼関係を築いておくことで、
信頼できる他の人を紹介してもらえるなど、何かで協力してもらえることもあります。

人によっては、同じ職場で働いていた仲間と意気投合し、
一緒に起業をして新事業を立ち上げる人もいます。

人間関係というのは、いつどこでどんな風に役立つかわかりません。
何よりも信頼関係を大切にすることが、ビジネス成功のための原点です。