(本記事は就職・転職に悩む方向けAmebaブログ「柴田郁夫の就職転職お役立ちブログ」より引用しました)
https://ameblo.jp/ashibataikuo/entry-12745591141.html

「転職は前向きな行動」と考える人が増えている

新卒で企業に入社した方の中には、
「思い描いていた仕事ではなかった」
「社内の人間関係が良くない」など、さまざまな理由から、
転職を考え始めている方もおられることと思います。

転職に関する考え方は、ここ数年でずいぶん変わりました。
マイナビが20代の転職経験者に行った転職動向調査によると、
「転職は簡単にできるか?」という質問に対して、
男女ともに、半数近くの人が「そう思う」と答えています。
 
また、「転職は前向きな行動であるか?」という質問に対しては、
男性で6割以上、女性の場合は実に8割近くの人が、「そう思う」と答えています。


出典マイナビ 転職動向調査2021年版(2020年実績)
URL:https://mynavi-job20s.jp/guide/guide02.html

もはや20代の人にとって、転職は人生における重い決断ではなく、
「自分がより前向きに生きるための、明るい選択」に変わってきているのでしょう。

企業に人気の第二新卒。でも中には転職に失敗する人も

新卒で就職してから、3年以内に転職を考える第二新卒者は、
多くの企業がほしがる貴重な存在です。
そのため、「転職をするなら、入社三年以内がチャンス」
と考えている人も、少なくありません。

しかし、転職をした第二新卒者の中には、
「やっぱり転職しなければ良かった」と後悔する人もいるので、
くれぐれも慎重に考えて転職活動を行うことが大切です。

第二新卒の転職で失敗をするのはこんな人

第二新卒の転職で失敗する人の典型的なタイプとして、
「転職そのものを軽く考えていた人」や、
「今の状態から抜け出したくて転職を決めた人」がいます。

転職そのものを軽く考えていた人は、
「第二新卒なら、今よりもっと条件のいい会社に転職できるから」と考え、
隣りの芝生が青く感じるように、いまの会社にない魅力に惹かれて転職してしまいます。

たとえば、「いまの会社は建物が古くて、福利厚生もあまり充実していない。
それに比べてあの会社は、海外の社員旅行や親睦会の補助金もあるし、
格安で利用できるゴージャスな宿泊施設もある。
オフィスも明るくて素敵だし、楽しく働けそう」というように、
うわべの魅力に惹かれて転職したりします。

しかし、実際に働き始めてみたら、社長が新しいことばかりを考えて、
社員が経営に不安を感じていたというようなケースもあります。

また、「残業をしたくないのに、今の会社は定時に終わらない。
とにかく残業のない会社に転職したい!」というように、
現状から逃げるための手段として転職を決めてしまうと、多くの場合後悔します。

なぜなら、マイナス感情から起こした行動は、
結局はマイナスの結果を生んでしまうからです。

「何のために転職したいのか?」を明確にしましょう


もしご自身が「いまの会社への不満から逃れたい」という気持ちで転職を考えているとしたら、
一人で転職の結論を出すのではなく、
まずはキャリアコンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか?

キャリアオアシスでは、国家資格キャリアコンサルタントが
就職・転職に悩む方々のご相談をお受けしています。
https://telework.to/career/oasis

ご自身がいまどんな気持ちで、何のために転職したいと考えているのか、
転職してどんなことを実現したいのかなどを、
キャリアコンサルタントとの会話の中で再確認しましょう。

そして、自己分析や企業分析、業界分析もしっかりと行った上で
自信を持って転職活動に臨むことをお勧めします。